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トレイルライダーの歴史

トレイルライダーが誕生した過程は-1980年代中頃、サム・サリバンが、1979年にスキー事故で四肢麻痺になる以前に、自分が愛してやっていたことをもう一度やりたいと決心しました。その愛してやっていたことの一つは、ハイキングや自然の中にいることでした。ほぼ同時期に、サムはTetra Society of North Americaを立上げ、重度の身体障害を持つ人のために、ユニーク、かつ特製で低コスト補助器具をデザインして製作する、その時間と才能をボランティアで提供できるエンジニアや技術者を募集し始めました。

1990年代初旬のある午後の日、サムと、Tetraの最初のボランディアエンジニアのポール・クレマークが、どうすればサムのような人がハイキングや、大自然と触れ合うことができるか、コーヒーを飲みながら話していました。2人は紙ナプキンの裏に、スケッチを書いたのでした。それが最初のトレイルライダーになったのです。

ポールは自分のガレージで、古いアルミの折りたたみ椅子を使って、前にハンドルをつけ、後ろでトレイルライダーを押したり引いたりする人である「シェルパ」が動力を提供します。それから彼は下部に空気式タイヤをつけ、そしてトレイルライダーが誕生したのです。サムはこれで故郷バンクーバー周辺の森や山へ何度も行きました。

1995年以来、人力でエコフレンドリーなトレイルライダーは何度も何度も再設計、再製作、再テストを繰り返されました。トレイルライダーによって、それまで障害者が到達できないと思われていた場所に、何百人もの障害者が行くことができるようになったのです。2002年と2006年には、トレイルライダーでキリマンジェロ頂上への登頂も成し遂げられました。

しかし、トレイルライダーで行くすべてのハイキングが、究極のアドベンチャーというわけではないですし、その必要もありません。障害をもつハイカー達は、トレイルライダーを使って、健常者の友人や家族と一途に公園や行楽地に行ったり、つり旅行、学校遠足、サマーキャンプや、午後ビーチに行ったりします。

2005年、BCMOS (British Columbia Mobility Opportunities Society=ブリティッシュ・コロンビアにある身体障害者のアウトドアライフをサポートする団体) は、いくつかの難しい基準に合うように、ニューバージョンのトレイルライダーのデザインに取りかかりました。総重量を軽くし、しかも丈夫で、移動も簡単にする。そして、ハイカーと、シェルパどちらにも人間工学的に調整ができる必要がありました。そしてついに、乗り心地をよくするサスペンションシステムと、安全性を高める信頼度の高いディスクブレーキが搭載されました。

これで完成したのが、トレイルライダーの「ブラックダイヤモンドモデル」(現行モデル)で、これは非常に人気があります。カナダ全土で障害をもつハイカーたちが利用しており、アメリカでも多数利用されています。このブラックダイヤモンド・トレイルライダーの注目の特徴をしては、オプションとして「チャイルドインサートシート」があり、大人同様に、小さい方々にも簡単に適応ができます。

さらに加えて、現在のトレールライダーでは、搭乗者がどんな天候下でも中核体温を安全に維持できる、BCMOSデザインの「搭乗者用全天候型バッグ」などの特別装備も追加されています。このバッグは、風、雨、雪、寒い気温からハイカーを守り、このバックにはトレイルライダーから車椅子への乗り降り移動を容易にするサイドストラップも装備しています。